女性の陰部の臭いは、汗、尿、オリモノなどの汚れ、膣内の常在菌、性感染症などが原因で生じます。

女性の膣内には、デーデルライン桿菌という常在菌が存在しています。
この常在菌(乳酸菌)が乳酸を出す事で膣内が酸性に保たれ、他の細菌が繁殖できない状態に保たれています。そのため、個人差はありますが、健康な女性の膣内から、この乳酸の臭いがするのは、ごく普通の事です。
しかし、体調が悪い時など、この常在菌が少なくなると、他の菌が繁殖しやすくなるため、臭いが強くなる事があります。


女性器の臭いの対策

 

女性の性器の臭いの対策には、日頃から清潔に保つ事が大切ですが、お湯だけではしっかりと汚れが落とせない場合もあります。

 

そのため、刺激の少ないボディーソープや石鹸などで丁寧に、正しく洗う事が大切です。

 

デリケートな部分ですので、女性器専用の固形石鹸など、より刺激が少ない物を使いましょう。

 

陰核 (クリトリス)は包皮をめくりあげ、ボディーソープや石鹸の泡を指の腹につけて、丁寧に洗う必要があります。

 

そして、小陰唇も指で伸ばすようにして、同じように指の腹で洗います。

 

小陰唇と大陰唇の境目の窪みも、指の腹に泡を付け、しっかり洗うようにしましょう。

 

これらの部分は、汗や尿、オリモノなどの汚れが溜まりやすいため、毎日丁寧に洗う事が、臭いのケアに有効です。

 

アンダーヘアも、毛の根元に汚れが溜まりやすいため、毛の根元を擦るようにしてしっかり洗いましょう。

 

膣内は自浄作用がありますので、指は入れずにシャワーで洗い流すだけでも問題ありません。

 


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女性の膣内に存在している乳酸菌(デーデルライン桿菌)は、膣内を常にpH4.2~5.0の酸性に保つ事で、膣内で他の菌が増殖しにくくする働きがあります。
この乳酸菌(デーデルライン桿菌)は、腸内環境を整える事でも増える事が確認されています。
そのため、便秘や下痢の症状があれば、それを改善する事で他の雑菌の増殖や、性感染症(性病)感染への抵抗力を高める事にも繋がります。
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